自動車業界 × 行政書士法改正(2026年施行)Q&A
先週、行政書士法改正のポイントを書いたのですが、特に自動車関連企業からの反響大きく、再度Q&A方式で質問にお答えしたいと思います。
Q1. 今回の行政書士法改正で、自動車業界に最も影響が大きいポイントは?
A1.「書類作成・提出代行は行政書士の独占業務」と明確化された点です。
自動車販売店や整備工場が、
- 車庫証明
- 自動車登録(新規・変更・移転)
などの書類を報酬を得て作成・提出することは原則禁止になります。
Q2. 「報酬を得て」とは、どこまでが対象になるの?
A2. 名目を問わず、実質的に対価を得ていればすべて対象です。
例えば、
- 「サービス料」
- 「手数料」
- 「コンサル料」
などの名目でも、実態が書類作成代行なら違法と判断される可能性が高いと明記されました。
Q3. 無料でやってあげるなら問題ないの?
A3. “無料を装った有償”は違法とみなされるリスクが高いです。車の販売価格に代行費用が含まれている場合など、
「実質的に報酬を得ている」と判断されるケースは違法対象になります。
先日も「車庫証明は対価をもらわず無料でやってあげてるので、問題ないですよね?」と質問をいただきましたが、車庫証明を単独でやっている業者などないはずです。「車庫証明を取る=車を販売する」行為とセットであり、車を販売しているのですから、対価を得ている行為とみなされる可能性が高いです。
Q4. 違反した場合、どんな罰則があるの?
A4. 個人だけでなく会社も罰せられる「両罰規定」が導入されました。
- 個人:1年以下の懲役または100万円以下の罰金
- 法人:100万円以下の罰金とされています。
Q5. 自動車販売店や整備工場は、今後どうすればいい?
A5. 行政書士との連携が必須になります。
推奨される対応は以下の通りです。
- 書類作成・申請フローの棚卸し
- 行政書士への委託体制の構築
- 料金体系の見直し(代行料 → 行政書士報酬として明確化)
- コンプライアンス体制の整備
