和歌山の外国人雇用でよくあるトラブルと対策
- はじめに
和歌山県では、製造業・宿泊業・介護などを中心に外国人材の受け入れが増えています。
しかし、制度が複雑なうえ、企業側の理解不足からトラブルが起きやすいのも事実です。
この記事では、和歌山の企業で実際に起こりやすいトラブルと、その対策を行政書士の視点からまとめます。
- よくあるトラブル①
在留資格の内容と実際の業務が合っていない
- 「技術・人文知識・国際業務」で採用したのに、実際は単純作業をさせている
- 「特定技能」で雇ったが、業務範囲を理解していない
- 配置転換が在留資格の範囲外になってしまう
● なぜ起きるのか
在留資格ごとに「できる仕事」が細かく決まっているため、
“日本人なら問題ない業務”でも外国人にはNG というケースが多いからです。
● 対策 - 採用前に「在留資格でできる業務」を必ず確認する
- 配置転換の前に専門家へ相談する
- 職務内容を明確にした雇用契約書を作成する
よくあるトラブル②
労働条件の説明不足による誤解・不満
- 残業代の計算方法を理解していない
- 休日・シフトのルールが伝わっていない
- 日本語が苦手で契約内容を誤解している
● なぜ起きるのか
外国人材は「契約書の日本語が難しい」「文化の違いで理解しにくい」などの理由で、
企業側の説明が不十分だとトラブルになりやすい ためです。
● 対策 - 契約書をやさしい日本語で作成する
- 母国語の通訳や翻訳を活用する
- 労働条件通知書を丁寧に説明し、署名をもらう
- 研修時に「日本の労働ルール」を説明する
- よくあるトラブル③
住居・生活サポート不足による離職
- 住居探しが難しく、トラブルが発生
- ゴミ出しルールや地域のマナーがわからない
- 生活トラブルでストレスが溜まり、退職につながる
● なぜ起きるのか
和歌山は地域ごとのルールが細かく、外国人が理解しにくい部分が多いからです。
● 対策 - 入社時に生活ガイドを渡す
- 住居探しをサポートする(宅建士の知識が活かせます)
- 地域のルールを説明する
- 相談窓口を社内に設ける
- よくあるトラブル④
技能実習・特定技能の制度理解不足
- 技能実習の「計画変更」を忘れてしまう
- 特定技能の「支援計画」が不十分
- 更新期限を過ぎてしまう
● なぜ起きるのか
制度が複雑で、企業単独では管理しきれないことが多いためです。
● 対策 - 更新期限を一覧化して管理する
- 支援計画を実行できる体制を整える
- 行政書士など専門家に定期チェックを依頼する
- よくあるトラブル⑤
コミュニケーション不足による誤解
● 典型例
- 指示が伝わらずミスが増える
- 注意の仕方が文化的に合わずトラブルになる
- 相談できずに孤立してしまう
● 対策 - やさしい日本語で指示を出す
- 翻訳アプリやチャットツールを活用する
- 定期的な面談を行う
- 文化の違いを理解する研修を実施する
- 行政書士がサポートできること
- 在留資格の確認・申請・更新
- 雇用契約書・労働条件通知書の作成
- 外国人雇用のコンプライアンスチェック
- 特定技能の支援計画作成
- 技能実習の書類サポート
- 生活ガイド・社内ルールの整備
- 外国人雇用に関する相談窓口の設置支援
- まとめ
外国人雇用は、制度・文化・言語の違いからトラブルが起きやすい分野です。
しかし、事前にポイントを押さえておけば、企業にとって大きな戦力になります。
和歌山で外国人雇用を検討している企業の方は、
ぜひ一度ご相談ください。
