【行政書士が解説】特定技能とは?制度の概要・取得条件・注意点をわかりやすく解説(2026年版)
近年、深刻な人手不足を背景に、外国人材の受け入れ制度である「特定技能」に注目が集まっています。
飲食業、建設業、介護業など幅広い分野で活用されており、企業様からのご相談も急増しています。
本記事では、行政書士の視点から
特定技能制度の基本・取得条件・手続き・注意点
をわかりやすく解説します。
特定技能とは?
特定技能とは、一定の専門性・技能を持つ外国人が、日本国内の人手不足分野で働くことができる在留資格です。
2019年に新設され、制度は年々拡充されています。
管轄は出入国在留管理庁です。
現在は大きく分けて以下の2種類があります。
■ 特定技能1号
- 在留期間:最長5年
- 家族帯同:不可
- 技能試験+日本語試験が必要
- 対象分野:16分野(2026年時点)
■ 特定技能2号
- 在留更新:無期限
- 家族帯同:可能
- 永住申請への道あり
- 熟練技能が必要
- 対象分野:拡大中
対象となる分野(主なもの
特定技能1号は、以下のような分野で受け入れが可能です。
- 介護
- 外食業
- 宿泊
- 建設
- 製造業
- 農業
- 漁業
- ビルクリーニング
- 自動車整備
- 航空
- 造船
など
今後も分野拡大の可能性があります。
特定技能の取得方法
取得ルートは主に2つです。
① 技能試験+日本語試験に合格
- 技能評価試験
- 日本語試験(N4相当など)
最も一般的なルートです。
② 技能実習からの移行
技能実習2号を良好修了した場合、試験免除で特定技能へ移行可能です。
企業様からのご相談の多くはこのケースです。
企業が注意すべきポイント
特定技能は、通常の就労ビザより
企業側の義務が非常に多い
のが特徴です。
■ 支援義務
- 生活オリエンテーション
- 住居確保
- 相談窓口
- 日本語学習支援
これらは
登録支援機関へ委託可能です。
■ 受入要件
- 適正な給与(日本人と同等以上)
- 社会保険加入
- 雇用契約の適正性
- 法令遵守
違反すると受入停止となる場合があります。
行政書士に依頼するメリット
特定技能の手続きは非常に複雑です。
- 在留資格申請
- 支援計画書作成
- 雇用契約確認
- 分野別要件確認
- 更新・変更手続き
これらを誤ると
不許可・受入停止
となる可能性があります。
行政書士に依頼することで
- 不許可リスクの軽減
- 手続きの効率化
- 法令遵守のサポート
- 長期的な外国人雇用体制構築
が可能になります。
よくあるご相談
Q:技能実習から特定技能へ移行したい
→最も多いご相談です。
Q:登録支援機関は必要?
→自社支援が難しければ委託が一般的です。
Q:採用前に相談可能?
→むしろ事前相談が重要です。
2026年の制度動向
現在、日本では
人手不足の深刻化に伴い
- 特定技能2号拡大
- 分野追加
- 在留期間の柔軟化
など制度強化が進んでいます。
今後さらに重要な制度になると予想されます。
まとめ
特定技能は、企業にとって
非常に有効な人材確保制度です。
しかし、
- 制度が複雑
- 義務が多い
- 書類が膨大
という特徴があります。
導入前の段階から、
専門家への相談を強くおすすめします。
