行政書士と司法書士の違いとは?依頼できる業務を分かりやすく解説【和歌山の行政書士が解説】
夏本番を迎え、連日厳しい暑さが続いております。皆さま、体調など崩されていませんでしょうか。熱中症対策を十分に行いながら、この夏を元気に乗り切りたいものですね。
さて、行政書士事務所を運営していると、「行政書士と司法書士の違いがよく分からない」「どちらに相談すればいいのでしょうか?」というご質問をいただくことがあります。
どちらも法律に関する国家資格ですが、取り扱う業務には明確な違いがあります。今回は、行政書士と司法書士の違いについて、初めての方にも分かりやすく解説いたします。
行政書士とは?
行政書士は、官公署へ提出する許認可申請書類や各種契約書などの作成・提出を行う国家資格者です。
例えば、次のような業務を取り扱っています。
- 古物商許可申請
- 建設業許可申請
- 産業廃棄物収集運搬業許可
- 飲食店営業許可
- 在留資格(ビザ)申請
- 各種契約書の作成
- 遺言書作成のサポート
- 相続人調査・戸籍収集
行政手続きをスムーズに進めるための専門家が行政書士です。
司法書士とは?
司法書士は、法務局や裁判所へ提出する書類の作成・手続きを行う国家資格者です。
主な業務には、
- 不動産登記
- 相続登記
- 商業・法人登記
- 成年後見申立て
- 裁判所提出書類の作成
- 簡易裁判所での訴訟代理(認定司法書士)
などがあります。
特に土地や建物の名義変更、会社設立登記などは司法書士の専門分野です。
行政書士と司法書士の違い
最も大きな違いは、どこへ提出する書類を扱うかです。
行政書士は、警察署・都道府県・市区町村・出入国在留管理局などの行政機関へ提出する書類を主に取り扱います。
一方、司法書士は法務局や裁判所へ提出する書類を専門としています。
例えば、
- 古物商許可を取得したい → 行政書士
- 建設業許可を取得したい → 行政書士
- 不動産の名義変更をしたい → 司法書士
- 会社を設立して登記したい → 司法書士
というように考えると分かりやすいでしょう。
相続ではどちらに相談すればいい?
相続では、行政書士と司法書士の業務が重なる場面があります。
例えば、
行政書士は相続人調査や戸籍収集、遺産分割協議書の作成などを行えます。
一方、不動産の名義変更(相続登記)は司法書士の業務です。
そのため、相続手続きの内容によって相談先が異なります。
お困りの場合はまず行政書士へご相談ください
「自分のケースは行政書士なのか司法書士なのか分からない」という方も多くいらっしゃいます。
そのような場合でも、まずはお気軽にご相談ください。内容を確認したうえで、行政書士が対応できる案件であれば迅速に手続きを進めます。また、司法書士の業務に該当する場合には、その旨をご説明し、必要に応じて適切な専門家をご案内いたします。
